
今日は8月13日 祖先の精霊を迎えて供養する初秋の行事です。
お迎え団子を供え、精霊が家まで無事に着くための道標の盆灯篭を用意します。
わたくしの家も、今年は新盆で皆が集まり、賑やかです。
離れて暮らしていた家族が集まり、祖先の霊を祀る「お盆」は、
家族のつながり、祖先からの生命のつながりを考える良い機会ですね。
ここで、“年中行事”を振り返ってみたいと思います。
太陽を信仰し、月を愛で、邪を払い身をみそぐことによって神に祈る。
そして同胞が平和に共存できるよう、よりよき社会をつくるための
健気(けなげ)な努力の遺産と受けとめることはできないだろうか。
歴史を背負った年中行事は民族を象徴する。
年中行事を知ることは、民族の歩みを知る事である。
(永田久 著「年中行事を科学する」より)

年中行事という言葉は、平安時代前期には宮中で使われていたそうです。
現代でも、生活にリズムをつけるための重要な役目を果たしています。
年中行事と暦は切り離しては考えられないものです。
今は、新暦と旧暦が混在しての行事が行われていますので、
季節感がズレテいるように思われます。
これから私と一緒に、二十四節気を基に年中行事を
思い出していきましょうね。
|